暑くなりました。正確に言うと、暑くなって涼しくなってを繰り返し、もう30度超えの季節になりました。
来週は35度は超えそうです。今のうちにザっとまとめて(笑)
まずはセマナサンタから。
この日は地元に来ていたペペ、サラとお母さま、そしていとこのルイスにパキと一緒に拝見。私にとってはモロンでは初めてのセマナサンタで感慨深かったです。
今まで何度かセマナサンタを見たのですが、今回初めて気づいたのが教会前を通るときのご挨拶。セビージャとグラナダではそのことに気づかなかったのです。きっとみんなしているのではないかと思うんだけど。モロンは人で埋め尽くされないから気づけたのかなと思っていますが。
カレーラでペペたちとAM3時過ぎに別れてから仮眠してMadrugáのサリーダを見にErmita de Jesúsに行きました。なかなかの人だかり。
教会から出るところが見たかったので、どうにか場所をキープ。ここでは若い女性のサエタがありました。
ここは教会を出てから坂を上っていくパソなので、上ってる様子を撮ってみました。グラナダの Cuesta de Chapiz や Camino de Sacromonteを思い出しました。勾配はグラナダの方が急な気がする。しかも狭いしね(笑)
疲れ切って帰宅・・・。の前に、チュロス(笑)教会で会ったクラスメイトにまた遭遇。考えることは、みな同じ(笑)
そして翌日の昼間のパソ。
ここではモロンのフラメンコスの皆様に遭遇。右手の建物の角、今は何かのオフィスになっているところが「Casa Pepe」だったところなんですね。その昔、Diego del Gastorさんがいてモロンの良き時代にみんなが集ったという場所。壁にあるタイルにその歴史が刻まれています。
最終日は Victoria教会に入るエントラーダを見に行きました。この教会はモロンに住み始めてすぐにあった Romeria で温かく馬車に迎え入れてくださった司祭さんがいるところで、この地区は今年は目の前にある建物でカンテを習っているところでもあります。パソの先頭にはその時にやはり一緒だった(実は隣近所の方だった)セニョーラがいらっしゃいました。普段は互いの屋上で洗濯物を干しながら挨拶してるのですが、今日は厳かながらも私に気づいて目配せしてくれました。
久しぶりの、そしてモロンで初めてのセマナサンタは終了。パンタノ地区を除いてすべてのパソはうちの前を通るので、十分楽しませて頂きました。
そして、 Paradas では、今年は Paco del Gastor さんに捧げるフラメンコの公演がありました。いくつかをご紹介。
グラナダから来たこのグループ、ギタリストの Marcos Palometas は随分前からの知り合い。グラナダからは滅多に出なくて、タブラオなどで弾き続けています。すごく上手だった!ビックリするくらい、上手かった。知り合ったときは、バイレクラスの伴奏に来ていて、その後はタブラオで弾いてることが多かったように思うんだけど、今回は舞台で弾くのを見てその上手さにビックリ。弾くボリュームといい、メロディーといい、とてもカンテを尊重していて、とてもとても良かったです。パーカッションも絶妙。
Pacoさんにはギタリストのお孫さんが2人いて、スライド写真の左手がこの日に弾いた Antonio さん。初めて聴くことができたのですが、ザ・血筋。Gastorさんの音色です。もっと弾いているのを聴きたいと思いました。若いお母さんと叔母さんがパルマで支えてました。素敵です。
最終日はオメナヘの式典と、待ってました Gastoreños の共演。この日は Antonioさんはおらず、もう一人のお孫さん Gastor de Paco さんが Paco さんと弾き、Juan さんが踊る(ギターも弾きました)。Vivencia ですね。ファミリーの。そして血筋とはいえ、アフィシオンともちろんその技術向上のための努力は計り知れなく。ただただ感服します。
Paradas の Semana Cultural、この最終日以外は入場無料。この日もたったの5€。実にありがたい催しです。なぞのParadasお金持ち説。