気が付けば夏(続)

Feria del Caballo 2022

続、いきます(笑)

今年は Jerez の Feria del Caballo を初体験しました。

フェリアは、グラナダとモロンしか経験がなく未だセビージャも未体験ですが、友達がその昔「へレスの馬祭り、一緒に行かない?」と誘ってくれたのを私はホントにただの馬の祭りだと勘違いしていて、「馬の祭りには興味ないな」と一蹴。それがこの Feria del Caballo だったとは・・・。今度ぜひとも一緒に行きたいです(涙)

うちの車が故障中で使えないので、モロンに住むみねさんの車に同乗させてもらいました。色んなイベントが待ち構えていたので、差し障りのない週初めに行ったせいかフラメンコ遭遇率は低めでしたが、Peña La Bulería のカセタでフラメンコが見れました。この厚いブレリアのパルマはへレスにしかないですね、やっぱり。それを聴くだけで満足。レブヒートも飲んで、ポップミュージックで踊って、めでたしめでたし。

移動遊園地の乗り物に後ろ髪をひかれつつ、モロンに戻りました。

そして、バテた。予感はしていたが、3日間寝たきり。苦しかった(涙)

この時期、必ず起こす不調・・・。なんだろね。ほぼ毎年バテます。

で、持ち直して、コルドバに。これは見逃せなかったのです。

第一回 Festival Fiebre del cante

カンテのクラスメイトから前々から告知されていて、そこに Ignacio が出るというのもあり、楽しみにしていたのです。

これは2日間にわたるフェスティバルで、Espiel という場所にある Albergue で行われました。サンティアゴ巡礼などで利用される宿ですね。そこで各自テントを張ったり、車で寝たり、または近くのオスタルに行っても良しというもので、Woodstockをイメージしたフェスティバルというものでした。

着いて早速パエジャをいただき、夜の公演までは歌ったり踊ったりプールに入ったりと思うように楽しみ、ちゃっかりシューズを持っていったのでブレリアを踊ってきました。ゆったりとした時間の中で風の音を聞き、お喋りして・・・といい時間でした。

そして調子に乗ってフラメンコのインタビューとか受けちゃったので、私のあやしい語りがどこかで放映されるのかもしれません(笑)

思いがけず、ほんの数日前にSNSで話したグラナダの旧友にもバッタリ再会し、やっぱり行くべくして行ったんだなと思わざるをえないフェスティバルでした。具合悪くして諦めかけたけど。

そして夜、トップバッターは Ignacio de Amparo!!! モロンのギターです。

Ignacio は、知り合ったときから何か機会があると私を使ってくれようとするんですが、なんせ私は自信がないもので、パルマやるか?とか言ってくれたんですがステージをぶち壊したら大変なんで、丁重にお断り致しました。修行しておきます(汗)

で、腹ごしらえしようとバルに向かおうとしたら、フェスティバルを手伝っていた知り合いに呼ばれ、Ignacio のプレゼンターを務めろとの要請が。しかも内緒で。サプライズなわけですね。

「んー、了解しました!頑張ります!」と引き受け、食事どころでなくなった私。文章を考え、セニョールFと知り合いに見てもらいながら、なんとか完成。

で、間もなく舞台袖に呼ばれスタンバってたら Ignacio がギター持ってやってきて「あれ?郁美、ここで何してんだ?」って(笑)

そりゃあそうだよね、そう思いますよね。で、「あ、俺の紹介してくれんのか?!知らなかったよ!」って。「私もさっきまで知らなかったのよ」って。

おかげ様で最初に笑いを取ることができ「掴みはオッケー」となり、みなさん紹介を聞いてくれました。こういう時に最初に注意を引くってのは大切なんだなと勉強になりました。

Ignacio のギターはいつものように心地よく会場からも大きな拍手。私の後ろの人は演奏が終わった後もメロディーを口ずさんでいました。

口ずさみたくなるモロンのギター。ギターが歌ってるという感じでしょうか。耳に残るギター、メロディー。パルマは、1・2の連続。

このフェスティバルでは久しぶりにBolecoも聴くことができ、楽しませてもらいました。

公演後、最後の夜はフラメンコDJ!これがまたイカしてた!!なんなんだろ、あれは。すごくいい感じのリミックスで、こんなんできるんだ!って感じでした。終わってもアンコール止まず。またどこかで聴きたいです。

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